当院の訪問歯科診療の特徴
長年の訪問歯科診療による
経験と実績
日本で訪問歯科診療がまだ一般的ではなかったころから取り組みを開始し、30年余にわたり、知識と技術を積み重ねてきました。特別養護老人ホームやショートステイ、グループホーム、小規模多機能型施設など、幅広い施設に対応し、誤嚥性肺炎の予防を重視した診療を提供しています。
嚥下内視鏡検査による的確な判断
これまで多くの嚥下内視鏡検査を行ってきた経験を活かし、誤嚥のリスクがないかどうかを確認して飲み込みの状態を的確に評価しています。
地域の医師を交えたチーム医療体制
地域の嚥下診療を専門とする医師を交え、リモートにて症例検討会を開いています。歯科医師、歯科衛生士をはじめ、嚥下診療に携わる多職種がチームで協議し、一体となって適切な支援の方向性を検討・確認しています。
誤嚥性肺炎の予防を重視した診療
気づかないうちに起こる誤嚥(不顕性誤嚥)のリスクを見極めて誤嚥と誤嚥性肺炎を予防する食事姿勢や食べ物の形態をご提案しています。普段の食習慣を大切にしながら、お一人お一人に合ったアドバイスを行っています。
多様な施設の訪問歯科診療に対応
特別養護老人ホーム・ショートステイ・グループホームなどに対応しています(デイサービス以外)。訪問するにあたり、距離の制限はありません。また、重症心身障害者の方々の居宅や施設にも口腔ケアで伺っています。
学生やケアマネジャー向けの
キャリアセミナーを主催
摂食・嚥下リハビリテーションのデモンストレーションを行うなど、専門的な学びの機会を提供しています。学生やケアマネジャーを対象としたセミナーを定期的に主催し、知識や技術の共有に取り組んでいます。
摂食・嚥下リハビリテーションについて
むせていなくても誤嚥は起こる
「むせていない=誤嚥していない」は間違いです。高齢になると、喉の感覚が鈍くなります。食べ物や飲み物が誤って気管に入っても、咳込んで外に出す反応が起こらず、むせが起こらない場合もあります。むせが起こらないまま誤嚥し、誤嚥性肺炎を起こすケースも少なくありません。
次のような経験や既往がある場合は誤嚥のリスクが高い状態です。
- 車いすの背もたれにもたれて座り、食事をしている
- 肺炎の既往がある
- 食事を喉につまらせた経験がある
- 体重が減ってきている(特に、半年で5kg近く痩せた)
上記に当てはまる方は、嚥下内視鏡検査を受けて現在の飲み込みの状態を確認することをおすすめします。
訪問歯科診療の流れ
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STEP 1
お申し込みお申し込みは担当ケアマネジャーの方や施設相談員の方からのご連絡をお願いします。
お電話(018-827-4182)またはFAX(018-827-4183)にて受けつけております。
担当のケアマネジャーがいらっしゃらない場合は、ご紹介することも可能です。
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STEP 2
必要書類などの準備FAXや施設訪問時にお申し込みに必要な書類をお渡しします。
必要書類のご記入、健康保険証やお薬手帳のコピーなどもご準備ください。
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STEP 4
治療計画のご提案現在のお口の状態や必要と考える歯科治療やケアについて、ご家族にもわかりやすいように紙面でご提案します。
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STEP 5
治療・嚥下リハビリテーション・
⼝腔ケアの開始入れ歯(義⻭)治療、むし歯・歯周病の治療、摂⾷・嚥下リハビリテーション、口腔ケアなどを⾏います。
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STEP 6
定期メインテナンス定期的なメインテナンスで入れ歯やお口の状態を確認し、必要なケアや治療、リハビリテーションを行います。
- ・⼊れ⻭(義歯)の検診:⽉1回程度
- ・⼝腔ケア、嚥下リハビリ:⽉1~4回程度
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STEP 7
お支払い前⽉分を翌⽉に現金にてお支払いいただきます。ご請求書・領収書をご用意しています。
訪問⻭科診療の
費⽤について
訪問歯科診療は保険診療です。
お口の状態や治療法、治療経過、歯の本数などにより、費用は異なりますが自己負担の目安(1割負担の場合)は以下のとおりです。
限度額適⽤、標準負担額減額認定証がある場合はお知らせください。月の上限額が8,000円となります。
| 1割負担(後期⾼齢者医療保険証)の場合 | |
| ⼊れ⻭(上下) | 14,000~18,000円(型取り〜完成までの合計) |
|---|---|
| ⼊れ⻭(⽚⽅) | 12,000~15,000円(型取り~完成までの合計) |
| ⼊れ⻭の調整 | 1,500円前後 |
| 入れ歯の修理 | 2,500~3,000円 |
| むし歯治療 | 2,000~3,000円 |
| さし⻭(前⻭) | 2,500~3,000円 |
| 銀⻭・⽩い被せ物 | 2,000~3,000円 |
| ⻭を抜く治療(抜歯) | 2,000~3,000円 |
| ⼝腔ケア、嚥下リハビリテーション | 1,500~1,800円/回 |
| 嚥下内視鏡検査 | 2,500円前後 |
| ※お口の状態や治療内容によって金額は前後する場合があります。 | |
Q&A
訪問歯科診療ではどのような治療を受けられますか?
入れ歯の製作・調整・修理、むし歯や歯周病の治療など幅広く対応しています。
ただし、骨粗しょう症や血液をサラサラにする薬を服用中の方の抜歯は、大学病院などの高度医療機関へご紹介しています。
介護保険は使えますか?
当院は医療保険のみ対応しております。
訪問にかかる交通費は必要ですか?
交通費等のご負担はありません。診療に関する費用のみのご請求となります。
訪問歯科診療時、家族や施設スタッフの同席は必要ですか?
基本的に同席は不要です。
診療内容はご家族や施設担当者さまに報告いたします。
日中にご家族が不在の場合はケアマネジャーへご連絡いたします。
なお、嚥下内視鏡検査の際は患者さまの状況把握のため看護師などに同席いただくことがあります。
訪問歯科診療はどのくらいの頻度で来てもらえますか?
入れ歯治療中は週1回程度の訪問が続きます。
治療後は月1~4回程度の口腔ケアを実施し、お口の状態が落ち着いてきたら月1~2回程度のペースになります。
治療頻度はお口の状態によって異なります。
次回の予約はどのように取ればよいですか?
訪問時に次回の予約票をお渡ししています。
ご都合が悪くなられた場合はお電話(018-827-4182)でお知らせください。
入れ⻭(義歯)が完成するまでどのくらいかかりますか?
1ヶ月半程度必要です。
残っている歯や顎の状態、製作工程などによって完成までの期間が異なります。
口腔ケアは本当に必要ですか?
自分でしっかりケアできる方でも、歯周病の原因菌は短期間で増殖します。
歯周病は自覚症状が出にくいため、定期的な口腔ケアで汚れや細菌の除菌が大切です。
当院では月1回以上の口腔ケアを行っています。
口腔衛生状態によっては毎週口腔ケアを行う場合もあります。
入れ歯(義⻭)のメインテナンスとは何をしますか?
入れ歯は消耗品です。
保険診療の入れ歯は特に汚れやすく、破損や変形も起こります。
また、顎の骨も少しずつ変化するため、入れ歯は使い続けるうちに合わなくなります。
当院では毎月、顎の粘膜や入れ歯の状態を確認し、長く快適に使えるよう調整や管理を行っています。
嚥下内視鏡検査は自宅でも受けられますか?
自宅でも受けていただけます。
持ち運びできる機材を使用し、ご自宅や施設で検査を行います。
嚥下内視鏡検査は痛くありませんか?
基本的に痛みはほとんどありません。
鼻の通り道が狭い方は内視鏡を通す際に少しひっかかりを感じますが、通り過ぎると楽になります。
当院スタッフも全員経験済みです。
無料検診のご案内
次のようなお悩みはありませんか?
- ・入れ歯が合わない
- ・体重が減っており、食欲が低下している
- ・歯が痛い
- ・口の中が渇く
- 対象:利用者さま全員(かかりつけの⻭科医院があっても受けられます。強制ではありません。)
- 費用:無料
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かかる時間:15~30分(1回/5~10名)
検診にかかる時間は目安です。ご希望の時間帯・人数で検診を受けていただけますのでお気軽にお問い合わせください。 -
検査内容
- ・歯の検査
- ・歯周病の検査
- ・入れ歯の検査
- ・反復唾液嚥下テスト(RSST)
お問い合わせ
お申し込みの際にご用意いただくもの
- ・健康保険証
- ・介護保険証
- ・病歴がわかるもの(フェースシートなど)
- ・通院中の病院・服薬内容がわかるもの(お薬手帳など)
ご提出はFAX送信、または初回訪問時にスタッフにお渡しください。